
「生成AI」を使って年賀状を作ってみる。
2024.01.18
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クリエイティブ戦略部のおおだちです。
当部では最近、様々な生成AIツールを業務に活用しておりますが、まだまだ使いこなせていないツールも多くあり。
そのため、日々登場するツールを適切に使いこなせるよう研究に励んでおります。
そこで、今回は「生成AI」を使って年賀状を作ってみたいと思います。
(年賀状を送る機会は減りましたし、家に届くのも数枚ですが。ここでは敢えてそうした事情は脇に置かせていただきます)。
まず、作業の手順をざっくりと決めます。
- 「生成AI」はAdobe Firefly使う(特に理由はなくなんとなく)
- 10分でイラストを生成してもらう
- Adobe Expressを使って5分でレイアウトし、完成にこぎ着けます。
Adobe Fireflyについて簡単に説明します。

Adobe FireflyはAdobe Creative Cloudの製品であり、生成AIとシンプルなテキスト入力を使用して、画像、テキスト効果、カラーパレットの作成、オブジェクトの追加や削除、テキストの変形などをおこなうことができます。
テキストから画像を生成してみる。
さて、では早速生成するためのテキストを入力します。
AI生成の進化は私たちが寝ている時も、NETFLIXの動画を見ている時も、寿司を食ってる時も日々の改善と学習により日進月歩で進んでいます。もうそれはそれは遥か先へ背中なんてもう見えません。ですので、今回はシンプルなテキストを使用します。
プロンプト:「辰年の年賀状に使うイケてるイラスト」
これでズドンとAIが私の意図を正確に理解し、一発で素晴らしいイラストを生成してくれることでしょう。
それではジェネレイト!

「drǽgn」
AI生成はまだ未熟であり、赤ちゃんのような存在です。現時点では完璧な生成ができるわけではありませんしAIはさらなる学習と改善が必要ですので。簡単なワード一発で丁度良い画像を生成してもらおうと思うやつは愚かです。
生成したい画像をイメージする
辰というかドラゴンって感じのものが生成されたので。
次からはもう少し生成したいものをイメージしながら生成を繰り返していきます。
- 和風
- 水墨画
- 背景はなし
このあたりをイメージして生成したいと思います。
ジェネレイト!

怖いですね。もう少し筆で書いたような感じにしたいのと全身を入れたいです。

Adobe Fireflyには選択した画像やアップロードした画像のスタイルを参照する機能があります。
その中に水墨画っぽい画像があったので参照させてみます。
ジェネレイト!

「小学生男子が考える最強ドラゴンBest4」
ちょっと水墨画のような繊細な表現、良さみたいなのは大変そうなので。
方向性を一気に変えてみます。
- シンプル
- ポップ
- フラット
こんなイメージで生成を繰り返します。




そして10分がたったところで生成されたものがコチラ

Adobe Expressでレイアウトする。
腕が欲しかったなとか細かいところは多々ありますが、今回は左から2番目のものを使ってレイアウトしたいと思います。
画像を選択してAdobe Expressにシームレスに移動することができます。

そしてAdobe Expressで5分ほどゴニョゴニョしたものがこちら。

いかがでしたでしょうか。約15分でこんな感じのものができました。
Adobe Fireflyから Expressの流れは普段デザインツールを使わない非デザイナーの方には便利なのではないでしょか。
以上、今年も宜しくお願いします。
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